この大きさの天然鰺の身の締まりと脂は、生姜より
わさびがええ感じ。間人港あがりの鰺は、地元の人間でも
ちょっとときめく(笑) 手前は紫蘇、奥は茗荷。
オイシイ鰺は、見た目も男前。
えらの裏まで透明感のある、この時の鰺は、ほんまええ鰺。
中骨はピンセットで一本ずつとって。
この脂のノリ具合、ケータイ画像でわかるかなぁ?
破竹、薄揚げ、蒟蒻、竹輪、人参を出汁で煮て・・・
「炊き込み御飯」でなく「混ぜ御飯」
お店で、トマトの冷製パスタを食べる時、このトマトをもっとたくさん
食べたいーーーー、って、ココロの中で暴れたことはないですか?
小さい頃からトマトが大好きで、小学生の頃の夏休みはお昼御飯代わりにトマトを四つ、
とか、よくやってました。昔ながらの青臭いトマトもフルーツトマトや桃太郎も大好き。
お店で食べるパスタはオイシイけど、あーもっとこのトマトがたくさんあれば・・・
と思っていて、その欲望を満たすには、よく知っている店でワガママをいうかしかない
わけで、もしくは、自宅で叶えるしかないわけで、トーサン(北の国風)。
お天気良い日の初夏のお昼は、特に、トマトが食べたくなる。
通常は「フェデリーニの上にトマト」が、「トマトメインで、フェデリーニが下にしいてある」
みたいな感じ。しかし、このお皿は思った以上に便利かも・・・
半分に切ったニンニクをボールの内側にきゅっきゅっとこすりつけ、その中に、クシに切った
フルーツトマト、塩、挽いた胡椒、バジル、バージンオリーブオイル、レモン汁ちょこっと。
で、軽くもみもみ。気持ち柔らかめに茹で氷水でしめたフェデリーニをいれ、あえて出来上がり。チョー簡単。
食べたあとは、多めのトマトからの水分とオリーブオイルとレモン汁が、とーぜん、お皿に
残ります。適度にきいたお塩がまざりええ感じでこれがけっこう旨いので、これをバゲットに
すわせて頂くのが、また楽しみ。
ジャズライブを聴きに、新神戸、神戸ホリーズへ。
ライブで日本人がピアノを弾くのを見るのは、何年ぶりかなー。
その日、テーブルに偶然同席したお方がとても個性のある人で楽しさ倍増。
チカラのベクトルを変え、違う世界へ飛び出せば、また新たな出会いは
あちこちに用意されているものだな。
どうせ飲むからと、大阪から三宮まで電車移動。
この路線を電車に乗るのは6、7年ぶり。車で走る景色とはまた全然違うので
新鮮で、窓の外をかなりきょろきょろ。電車での中では人がいっぱいにも関わらず
マスカラを真剣に塗る女性が。話にはよく聞くが、ほんまにおるとは・・・
ライブの時間までかなりあったので、腹ごしらえに、唐子(小さな中華屋さん)へ。
ビールに焼き餃子、水餃子、豚ニラ。中華屋さんなのに、隣のお客さんは何故か、
カレーチャーハンを食べていた。
普段あまり歩かないので、三宮-新神戸はかなり疲れた。しかも上りやし。
時間がびみょーなので、ホリーズ近くのBAR COLLAPSINGへ。
店の中には大型画面のTVがあり野球中継が映っていた。聞けば、ここのマスターは
元ラガーマンで、スポーツ全般なんでも観戦するとのこと。色々なラガーシャツが、
壁一面にはってあるのはこういうわけか。なるほど。神戸の飲食店で、元ラガーマンは
けっこうあるなー。焼肉屋からバー。そしてそれらは、かなり密接に存在してる。
・・・TVは、次なるお客が入ってきたら、さすがに違う映像に代わっていた。
ジンリッキー一杯だけ飲んで、ホリーズへ。
ライブは楽しませもらった。女性ボーカルはとても気持ちよい。
ライブ後、同席した人達と大阪まで戻り、新梅田食堂街で飲み直しのはずが、思っていた
店が空いてなくて、通りすがりに見つけた「たこ焼き屋台」でたこ焼きとビールを飲む。
これが、缶ビールとたこ焼き4個のセットで500円なのだ。安いーーーーー。
普段はなかなか行くことのないシチュエーション。この時間帯のこういう感じの店は、
なんかええなー。
そして、酒朱で、パイナップルウォッカを一杯とJNBを少し。
最後に、アルファで”苦めカクテル”を一杯飲んで、一同解散。
今更ながら遅まきながらやけど、アルファはええバーやなー、と最近思うのだ。
うーん、”ええバー”と呼ばれるバーは、きっともっといっぱいあるのだろうが、
「私にとってええバー」というか、飲んで飲んで、最後の一杯ナニカ飲みたい時に、
「あー、これこれ、これが飲みたかったー」と思う一杯が、ちゃんとでてくる。
こっちがカクテルの名前をちゃんと言うわけでなく、向こうがはっきりした名前を告げる
わけでなく、それはその時によって適当に違う一杯やけど、「三個食べたミカンの中で、最後に
食べたミカンが一番美味しかった」みたいな、あー、これで今夜が無事終われるわー、って
思う一杯なのだ。重厚なドアや、年代物の一枚板のカウンターや、バカラやラリックのグラスで
でてくるわけではないけど、「気持ちよくすごせて、口にあうお酒がでてくる」、
ええバーです。
♯ただ最近は、そこに「行くまでの道のり」が、けっこう怖いのだが・・・